平塚製菓様は、明治34年(1901年)京都市にて起業し和菓子の製造を始め、昭和初期に東京市へ移転し、昭和20年(1945年)焼け野原の下町で再興し、チョコレート業へ転換を図りました。
現在はチョコレートに加えウェハース、焼き菓子などの開発と生産を主業とするOEM業として経営されております。
菓子づくりは『一つ食べたらもう一つと手が出る様な美味しい菓子を生産する事が根本である』という精神を基本とし、安全安心を担保した高品質な美味しいお菓子づくりにより、お客様、関連業者様そして国家社会に貢献できる様にと日夜努力をされております。
また、2003年には東京カカオプロジェクトをスタートさせ、『カカオという魅力的な果物を自分の手で育ててみたい、東京で育ったカカオがどんな味のチョコレートになるのか味わってみたい』という平塚社長様の強い探求心から、東京産自家製カカオを使ったチョコレートが生まれました。最初の苗を植えてから実を収穫するまで10年以上の歳月をかけてまだ誰も味わったことのないおいしさにたどり着きました。
今回当社で施工させていただきましたyessシステム建築の製菓工場について、工場長の小澤様にお話を伺いました
- 施工内容
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平塚製菓株式会社 香取工場新築工事
製菓工場新築、地上1階、鉄骨造、延床面積4700.32㎡ - 会社名
- 平塚製菓株式会社
- サービス内容
- お菓子のOEM生産
- 担当者
- 香取工場工場長 小澤様
- URL
- https://www.hiratsuka-seika.co.jp
今回施工の製菓工場について教えてください。
工場内は全長100mを超える一直線の生産ラインで、効率的にレイアウトができるところが特徴です。
高品質なお菓子作りの実現のため、屋根外壁の高断熱化や空調制御により工場内の温度、湿度を一定に保ち、出荷口へ向けた陽圧のエアフローと搬入搬出口に特殊なエアーシャワーを設けることで害虫や埃の侵入を防いでいます。
また手消毒をしないと開かない自動ドアを設置して衛生面を強化し、顔認証システムによりセキュリティー強化もしています。
工場棟とは別に、建築用コンテナを使ったファクトリーショップ(直売所)があり、自社ブランド商品や生産過程上できた訳あり品などお得な商品をたくさん揃え、ネットやテレビの反響もあり、連日賑わっております。
システム建築のご感想、石井工業の仕事ぶりについてお聞かせいただけますか?
システム建築の感想としましては、市況の変化に伴い生産ライン変更の必要性は随時ある事から当社の将来を見据えた要望に対しても、中間柱が無いことでより生産ラインのレイアウト変更が柔軟に出来る事が実現可能となっていて、またそれが当工場にとっても大きな強みとなっています。
また、短工期で竣工を迎えることが出来た事も大きな利点です。
工事全般に対して難しい要求にも応じて頂いた石津所長様のご尽力にも感謝致します。
また、ファクトリーショップ(工場直売店)の増築工事など完成後のアフターケアも迅速に対応して頂き大変満足しています。石井工業様にお願いして良かったと思います。
この度は、新天地での工場の施工をさせていただき誠にありがとうございました。
今後とも御社の益々のご発展をお祈り申し上げます。