12月1日に無形文化遺産登録されました「佐原の山車行事(佐原の大祭)」について、
佐原商工会議所 会頭としてご挨拶申し上げます。
12月1日深夜、エチオピアで開催中の、ユネスコ無形文化遺産保護条約第11回政府間委員会で、佐原の山車行事を含む日本の重要無形民俗文化財に指定されている33件の祭礼行事が、「山・鉾・屋台(やま・ほこ・やたい)行事」として世界遺産に登録されました。
佐原の歴史的建造物を代表する与倉屋の大土蔵では、前夜から登録決定の瞬間を祝うパブリックビューイングが開催され、決定後の祝賀会では市民関係者多数が喜びを分かち合いました。また、市役所や千葉県庁には、この慶事を祝する横断幕・懸垂幕等が掲げられ、市内各所にはポスターが貼りだされるなど、祝賀ムードに溢れております。
江戸時代から今日まで300年の歴史を有する佐原の山車行事は、八坂神社、諏訪神社の祭礼における付け祭りとして、時代とともに佐原の町衆・町民・市民の変わらぬ熱意と努力によって受け継がれてまいりました。
改めまして、年版を務める本宿総町、新宿惣町の関係者はもとより、佐原の大祭実行委員会、NPOまちおこし佐原の大祭振興協会、小江戸さわら会、佐原囃子保存会、佐原山車行事伝承保存会、佐原山車文化研究会などの関係団体の皆様に感謝申し上げます。
また、市長をはじめ国県市の行政、とりわけ文化庁、県及び市の文化担当の皆様や学者専門家の皆様に深く感謝と御礼を申し上げますとともに、今後ともご支援を賜わりますようお願い申し上げます。
佐原といたしましては今回は無形文化遺産登録を誇りをもって受け止め、次世代に伝承し、佐原の繁栄を再び生み出す原動力にしてまいりたいと思うものです。
佐原商工会議所は小森・柏木両会頭指導の下で、佐原の山車祭りを町並みと並ぶ観光資源として活かしていきながら、佐原独自のまちづくり観光を産業振興・まちづくりの基本に据え、行政と専門家と市民の協働による中心市街地活性化に取り組んでまいりました。
これからも地域の活性化・産業振興に努め、少子高齢化に負けない元気な佐原づくりに市民、商業者、事業者各位の力を結集してまいりたいと思います。
佐原商工会議所 会頭 石井 良典
参考リンク(香取市HP):
http://www.city.katori.lg.jp/culture_sport/bunkazai/sekaimukeibunnkaisan/unesco.html